レールとレールを密着させ加圧をし、火で密着箇所を炙り、接合する方法です。
レールとレールに電流を流して火花を発生させてレールが十分に溶融した時点で加圧し接合する方法です。
レールとレールに所定の隙間を設けて、その隙間の上に簡易的な溶鉱炉を設置し溶鉱炉から隙間に金属を流し込む方法です。
レールとレールに所定の隙間を設けて、被覆アーク溶接棒による手溶接を行う方法です。
レールの溶接?ほとんどの方はご存じではないかと思われるレール溶接ですが、皆様方の生活に大きく関わっています。たとえば新幹線の乗り心地と風光明媚な観光地等を走るローカル線の乗り心地、何かが違うのでは?
そうです!音とスピードではないでしょうか
ローカル線の所々では昔ながらの『ガタンゴトン』といった音が今でも聞けるのではないでしょうか。新幹線ではほとんどそのような音を聞くことはありません。ガタンゴトンと一定のリズムで聞こえるのはレールの長さに影響されています。
レールは工場で25mの長さで製造されています。音が鳴るのは車輪が25m移動した時にレールとレールの継ぎ目に衝撃が加わり、音が発生するからです。
それではなぜ新幹線等では音がならないのでしょうか?
それはレールとレールを溶接して1本のレールにしているからです。
1~2km位のレールは当たり前のこと、最長60kmもの長さを1本ものレールとして使用している所もあります。溶接する事により継ぎ目で発生する音を無くす事ができます。
さらに継ぎ目がなくなる事で、今まで列車の車輪、レールの継ぎ目に加わっていた衝撃が無くなり速度を上げる事ができるようになりました。その結果所要時間の短縮に大きくつながりました。
駅のホームにいる時や、列車に乗っている時、少しでも興味があればレールの継ぎ目を探してみて下さい。継ぎ目が何処だか解らなく音がしない所では、きっとレールの溶接がされています。このようにレールの溶接は皆様の生活に昔から深く関わってきていました。
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